【今週のみ言】  天一国元年天暦2月6日(陽暦3月17日)第5号


わたしたちの人生の道

 今日わたしたちが生きている家庭、社会、国家、世界は、すべてわたしのみ旨に符合する環境を提供できていないので、わたしたちは、あらゆる苦衷の中で善悪の分岐点を行き来しながら苦しんでいます。一日の生活をすべて勝利するためにも、周囲の環境との闘争を甘受しなければなりません。一日の日課だけを見ても、朝に計画したことを、自信を持って百パーセント遂行しやり遂げることができないときが多いことを経験します。さらに、その環境の範囲が大きければ大きいほど、自分の一日の生活を勝利で結実するためには、その範囲の大きさに比例して、より大きな決意と推進力を持たなければなりません。そのような一日一日が積み重なって一か月になり、一年になり、ついにはわたしたちの一生になるのです。

皆さん、今日この地に生きている人々は、時間性の制約を抜け出すことができません。

人類歴史を見ても同じことです。個人、家庭、氏族、民族、国家、世界も、同じ時間圏内で動いています。人が生きていくところには、必ず達成しなければならない目的があります。その目的を中心として、10年、20年、あるいは一生を走っていくのです。目的が大きければ大きいほど、内的な覚悟と決心が大きくなければなりません。時間という過程を通して、その目的を凌駕できる内的な決意を確固たるものにしない限り、その目的を成し遂げることはできないということです。

皆さんは霊界に対して分かっていませんが、レバレンド・ムーンは神様の特別な恩寵圏にいるために、この未知の世界に対してはっきりと知っています。その世界の根本をのぞいて見ると、原則は簡単だということを知るようになりました。そこは、神様の天理原則にしたがって“ために生きる生活”を生きた人たちは、自動的に天国に入るようになっていて、利己的で自分だけを中心に生きた人たちは、地獄行きを免れることができない世界です。ここで言う天国とは、神様が太初に願われた創造理想を完成した平和王国のことをいいます。そこがまさにわたしたちの人間が訪ねていかなければならない本郷です。

今日のわたしたちは、堕落によって本郷から追放されたわたしたちの先祖アダムとエバの後裔なので、本郷の地に向かって再び戻っていくべき運命に置かれているということを知らなければなりません。しかし、その故郷は、人間の力だけでは帰ることができません。神様が、歴史過程を通して堕落人間が帰ることができる所を設定してくださってこそ可能な道です。それで神様は、歴史を通じて、それぞれその民族の文化と伝統にしたがって異なる宗教を立てて人類を収拾してこられたのです。しかし宗教は、人間が本郷に帰れる資格者になれるよう錬磨させる訓練所にすぎません。東西、四方の文化背景によって、より高い次元に前進できる一つの統一された宗教世界に導いていく過程的路程なのです。

そのような本郷の所に導かなければならない使命があるので、宗教は利他的人生を教えてきたのです。真の愛の真髄である“ために生きる生活”を実践するために、人間は柔和謙遜を最優先に実践してきました。多くの人を敬い、全体のために生きる位置に立ちなさいということです。犠牲になって奉仕しなさいということです。

 人生最高の道

 人生の究極的目的は何でしょうか。神様の愛を占領することが人生の行くべき最高の終着点です。男性も女性も、すべての人が行くべき道です。10回、100回死の峠を経て、死んでも行くべき道が神様を求めていく人生行路だというのです.

人間の欲望の終わりはどこでしょうか。神様の愛を占領することだと言いました。しかし、神様を占領したとしても、神様の内的核である真の愛を占領できなければ、神様は自分の神様ではありません。ところが、神様の真の愛さえ占領すれば、神様はいらっしゃらなくてもよいというのです。神様のものがわたしのものであり、わたしのものが神様のものになるとき、はじめて内外が一つになるのです。そのような愛で満ちた所が理想天国だというのです。そのような位置に上がるようになれば、天下のすべての存在物で美しく見えないものがなく、自分自身のためでないものがないというのです。

皆さん、人類先祖の堕落によって、人間はだれかれを問わずサタンの偽りの愛を受け、偽りの父母であるサタンを父母として生まれました。皆さんの父と母を通して、皆さんにもサタンの血統はそのまま伝授されたのです。これが今日の皆さんの自画像です。出発から偽りの父母に拉致されて間違ったので、再び原点に返って真の父母の血統によって再出発しなければなりません。

わたしたちの命はこのように深刻です。皆さんは、神様の愛、神様の生命、神様の血統を相続されなければなりません。祝福結婚を通してこそ、これが可能なのです。祝福結婚式は統一教会の宗教儀式ではありません。この式を通して、サタンの毒針を打たれて死んでいた皆さんを解毒させて回復させる役事をするのです。

                                 文鮮明総裁アメリカ4か都市巡回講演文

                         「神様の平和王国はわたしたち祝福家庭の真の祖国」