【今週のみ言】天一国5年天暦3月20日 (陽暦2017年4月16日)


真の父母経 第1篇 第1章 第1節 真の父母は人類の真の始祖

 

第一篇 真の父母様の権限と真の父母時代

 

人類の最初の先祖であるアダムとエバは、「善悪を知る木からは取って食べてはならない」(創世記二・一七))と言われた神様の戒めを守り、成長期間を無事に通過して完成した人間になったのち、祝福を受けて人類最初の夫婦となり、善なる人間始祖となるべきであった。

 

しかし、アダムとエバは、サタンの誘惑に勝てず、個性を完成する以前の成長期間である、長成期完成級の段階で善悪の実を取って食べ、血統を汚すという罪を犯し、これが原罪となった。これにより、アダムとエバは善なる人類始祖になることができず、悪なる子孫を繁殖することにより、堕落した家庭、氏族、民族、国家、世界がつくられ、神様が願わない地上地獄と天上地獄が生じてしまったのである。

 

神様は、堕落した人類を救うため、メシヤであると同時に第二アダムの使命者として、ひとり子であるイエス様をアダム以降四千年ののちに、選民として育ててきたユダヤ民族に送られた。もし彼らがイエス様を信じ、一つになっていたならば、イエス様はその中から第二エバを探し出し、新婦として立て、聖婚式をして神様を中心とした夫婦になり、真の父母となって、人類の救援摂理歴史を完遂したであろう。

 

第二アダムとして来られたイエス様のメシヤ路程が、選ばれた者たちの不信によって道半ばで挫折するや、神様は再び、第三アダム、再臨のメシヤを送る摂理をされるようになった。復活されたイエス様と聖霊の重生の役事(働き)を通した、キリスト教の霊的救援摂理の二千年史は、第三アダム、再臨のメシヤを迎えるための基盤だったのである。