【今週のみ言】天一国民の生活 天一国2年天暦1月24日(陽暦2月23日)第4号


天一国には、主権と国と国民が必要です。ですから、昨年(二〇〇一年)の神様王権即位式は主権復帰でした。それから、神様祖国定着大会は領土復帰であり、その次には天一国国民として入籍するのです。分かりますか。ですから、カードをもって初めて国民になるのです。国が形成されるためには、主権と領土と国民が完備されなければなりません。それが完備された上で、このような天一国の万世安着を宣布したという事実を信じ、神様のように自信をもち、文総裁、真の父母のように自信をもって一気に押せば、押すことのできないものはないというのです。

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 神様の王権を樹立したのは神様ではありません。真の父母です。分かりますか。天一国をつくったのは神様ではありません。真の父母です。

 天一国という言葉は、天宙平和統一国です。「天」という字、これは二人です。二つの世界です。これは水平です。天国と地上の人です。天の人と地上の人の二重構造になっているのです。皆さんは心と体の二重構造になっているでしょう。心と体は、一つになっていますか、なっていませんか。闘っていますか、統一されていますか。闘っている人は、天一国の国民になることができません。

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 神様王権即位式ののちには何をしたのでしょうか。韓国において先生が何をしましたか。神様祖国定着大会をしたのでしょう? それは、真の愛の血統を受け継ぎなさいということです。それを世界的に行いました。その次には何をしたのでしょうか。天一国を宣布しました。天宙平和統一国です。それが天一国です。それでは、天一国とは何でしょうか。二人が一つになる国です。分かりますか。天は二人でなければなりません。父母は二人でなければなりません。すべてペア・システムになっているのです。天一国とは何でしょうか。昆虫世界、動物世界から、すべてペア・システムになっています。それが一つにならなければなりません。二つの物、二人の人、二人の父母、二つの性格、主体と対象が一つになった所には本然の基台が生じ、神様がお立ちになることができるのです。

 聖書にも、「もしあなたがたのうちのふたりが、どんな願い事についても地上で心を合わせるなら」(マタイ一八・一九)となっているでしょう? 神様まで合わせれば三人でしょう? 同じことです。二、三人の人が国の基盤になるのです。家庭の基盤になり、国の基盤になり、世界の基盤になるのです。そこから家庭が生まれ、氏族の出発がなされるのです。二人以上でそのようになるのです。

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 きょうは、天一国二年十一月五日、第四十三回を迎える「真の子女の日」でございます。「神の日」と「子女の日」と「万物の日」を総合して、エデンの園において家庭で成し遂げることができなかったことを、天上世界にまで拡大した人類を中心として、エデンの家庭完成を総決算することができる天一国を中心とした平和統一平定時代を発表いたしました。神様が、天上地上平和統一解放聖火式の終わった各祝福家庭を訪問するにおいて、支障なく思いどおりに訪問され、苦楽を共にすることができる時代として、同じ生活圏において迎えることができるように、天上世界の願いは地上にあり、地上世界の願いは天上にあるので、天の願いどおり、地の願いどおりにお互いが一つになって平定された基準に立ち、解放された忠孝の道理を残し、天国中心の先祖たちとして地上に残ることができるように祝福してくださることを懇切にお願い申し上げます。

 きょう、天一国平和統一平定時代の到来を発表し、今や、霊界の恨を解き、地上に再臨して子孫たちを協助し、また教団の教主たちは宗教を中心として世界に協助し、不義によって苦衷の中に束縛された天のすべてのものを解怨成就し解放することができる時代、自発的に、自由に活動することができる時代、蘇生の天国を創建することができる時代を迎えましたので、許諾してください。

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 きょう掲げた標語は何ですか。真の愛で? 私たちの家庭は天一国の孝子、忠臣、聖人、聖子の真の家庭を完成させます。ここには神様の創造理想のすべてが入っています。この真の家庭を中心とした孝子の伝統を受け継ぐのが忠臣であり、忠臣の伝統を受け継ぐのが聖人であり、聖人の伝統を受け継ぐのが聖子であり、聖子の伝統を受け継いで王権が樹立されるのです。

 ですから、相続とは、王権を手にしたその基盤において成されるのであり、自分のもっている所有意識であれ、国に属しているものはすべて否定されなければならないのです。それは、あってはならず、いずれにしろ決別しなければならない堕落した結果だというのです。神様が願われない怨讐の血筋で連結された汚れた世界です。神様は、そこに影を掛けることも願われないのです。

 それゆえに、神様は、今日この世の中のすべての悪の世界、戦争によって数多くの人々が死んで滅び、栄枯盛衰を経てきた今までのすべて世界に対しては管掌なさることができなかったのです。

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 一度神様の前に一〇〇パーセント本物の孝子の家庭になってみたいと思いますか。そのようになってみたいと思うならば、何が惜しいでしょうか。それしかありません。そのようになろうと思えば、自分の七代先祖から燃やして祭物にしたとしてもしなければなりません。祖業田や国まで売ったとしてもしなければなりません。このようになっているにもかかわらず、「総生畜献納を教会に納付しなさい」と言っても躊躇し、食べて残ったものを……。アナニヤがペテロの前でそのようなことをして、夫婦ともその場で死んでしまい、地上から消えてしまったという聖書の話を知っていますか。それよりももっと恐ろしい時代が来たということを知らなければなりません。

                                       天聖経