【今週のみ言】神の国は神の希望であり、願いである 天基3年天暦3月25日(陽暦4月15日)第12号


祖国光復の旗手

 皆さんが責任を遂行するために誓い、三千里半島で新たな旗手になろうと誓って立ち上がるとき、大韓民国は私たちの懐に帰ってくることでしょう。それゆえ、輝く瞳をもっているならば、その瞳は栄光の祖国を直視する瞳と化さなければなりません。才能と力があるならば、それを祖国光復のために用いることのできる勇士となって、皆さん自身が堂々とした姿で、祖国光復のための聖別された責任者に代わる者となろうという信念を感じながら前進することができなければなりません。
            
 祖国を立て、祖国を輝かせ、祖国と共に生き、祖国の中で死ぬことのできる自分とならなければなりません。今まで天の前に、誰も果たすことができなかった責任、この一時に一度しかできないこの厳粛な責任をおろそかにしてはなりません。一度聞けば十のことを考え、一度聞いたことを十以上のものと比較していかなければなりません。天の運勢をここに顕すためには、自分が千回恥辱を受けてもそれをものともせず、また、百の死の道があったとしてもそれをものともせずに行こうという信念をもって進むとき、神様は皆さんの行く道を守ってくださることでしょう。なぜならば先生が今まで歩んできた生活の中で、そのようなことがあるたびに神様はお捨てにならなかったことを体験したからです。皆さんも神様が保護してくださることは間違いないのです。
            
 祖国光復のための一つの主体的な使命者として、自分が任された一つの道ならば道、一つの部落ならば部落で、この責任を遂行する者は自分しかいないという信念をもって、絶対引き下がってはなりません。ここで背信者となってはなりません。天命に一致する責任を果たせなくてはなりません。責任の裏道(責任を避けるところ)にいたのでは、この道を越えることはできないのです。
            
 寝ることができなくてもやらなければならず、食べられなくてもやらなければならず、追われながらもやらなければならず、死ぬとしても決定を下してから死ななければなりません。決定的な使命を遂行しようと新たに決心して立ち上がるとき、皆さんの行く道は開かれるに違いありません。しかしそうできなければ、先生が皆さんを立てて信じ、願ってきた希望の世界、光明の世界は、逆に闇の世界となることでしょう。先生はこのような問題を心配しているのです。
            
 因縁を結んできた歴史とともに、因縁を結んできた事情とともに、感じ難い涙ににじんだ心情を感じるたびに、神様の心情をかき抱いて身もだえしなければなりません。そして祖国光復と世界解放の土台を私たちの手で、私たちの精誠によって築くために、闘いの場に向かって力強く闘っていかなければなりません。そのような皆さんになってほしいと思います。私たちが求めるべき希望の祖国を見いだす皆さんとならなければなりません。
            
 皆さんが死地に赴かなければ、自分が救われないのはもちろん、大韓民国が滅びることになるのです。大韓民国の国民がすべて滅びたとしたならどうしますか。そこに入ろうとしなければならないのです。もしそこで犠牲になったとすれば、民族を団結させ得る新たな世界史的な爆発的力の源泉がそこからわき出るのです。「行こう!」と決意することのできる男らしい足並みとならなければなりません。
そのような道でなければ成し遂げる方法がないとするならば、その道を通ってでもみ旨を成していこうと、そこに志操の碑を立てていこうという天の息子がいるとするならば、それは神様の胸と骨と肉を一度に溶かすことのできる息子ではないでしょうか。祖国光復の伝統的思想は、そこから芽生えるのではないかということです。
            
 そこへ共に行き、その涙の谷間を共に行き来するならば、皆さんは滅びることはないでしょう。神様はそのような人を捨てはしないでしょう。来たる希望の祖国は、そのような人を迎えるようになっているのです。皆さんが世界史上になかった祖国を迎える最初の旗手となり、祖国光復の建国の勇士として登場するときには、千年、万年たたえられる群れになるのではないでしょうか。これは深刻な問題です。
            
 今日、統一教会の群れは、金日成を中心とした北韓共産党の骨髄分子が一つとなったもの以上に、それを凌駕できなければ、神様のみ旨を成し遂げることはできないのです。そうでなければ神様の願う新しい祖国光復はあり得ないのです。
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 女性が先頭に立たなければなりません。ですから今、韓国でも祝福を受けた家庭の女性をすべて一線に追い出しました。先に動員したのです。韓国が本部国家なので、祝福を受けた皆さんの先輩家庭はみな一線に出ました。それを知らなければなりません。ですから世界に散らばっているムーニーの女性すべては、それに従って一線に向かって出ていくのです。アーメン。
これから新しい時代を迎えて、どんな姿勢をもつべきなのでしょうか。祖国光復のための信念が、何よりももっと高く胸の中で燃えていなければなりません。言い換えれば、六千年間神様が待ちわびてきた祖国を建設する旗手となり、先鋒に立った精鋭部隊の一員として開拓者になるという、このとてつもない使命に責任をもっているという自負心を感じなければなりません。来ては去っていった多くの人が手に入れたいと願ってはきたものの、手に入れようにも手に入れることのできなかった、たった一つしかない、この時にしかない特権的な使命を背負っているという厳粛な責任感をもつべきです。
            
 食べて寝て、行き来するという生活全体が、祖国創建のためのものでなければなりません。神様から特別に遣わされた密使として、凛々しくこの使命を遂行しようと勇み立つことを、神様はどれほど待ちわびてきたことでしょうか。今まではひどく追い込まれ、ひどく追われてきました。一度たりとも国家の足場を備え、全体の内容を提示して繰り広げることのできなかった天のそのみ旨、祖国を立てるための、そのみ旨を立てなければなりません。今まで一度もそのみ旨を立てることができなかったのです。
            
 これからは、そのような祖国を立てることができます。その祖国には主権があり、その祖国には国土があり、その祖国には国民がいます。またそこには、単一民族の血統がつながっており、他の民族にはもつことのできない歴史があります。このような祖国のために、私たちは密使の使命を遂行しなければなりません。
 そのような使命を自分自ら早い時期に完遂できれば、それだけ祖国光復の土台が自分によって徐々に近づくのです。今日苦労の代価を払うということが、祖国光復の一日を近くに迎える土台となるのです。
 このような事実を考えながら、皆さんは生きて密使の使命を完遂しようという決意をもって進まなければなりません。そうしなければ、この時代に神様が私たちにもたらしてくださる世界史的な祝福と天運を、私たちのものとして迎えることはできません。
              -天聖経 神様祖国光復-