自叙伝書写感謝の集い
人を疑えば、苦しみを覚え、 人を裁けば、耐えがたくなり
人を憎めば、もはや私に存在価値はない
しかし、信じてはだまされ
今宵、手のひらに頭を埋めて、苦痛と悲しみに震える私
間違っていたのか。そうだ、私は間違っていた
だまされても、信じなければ、 裏切られても、赦さなければ
私を憎む者までも、ひたむきに愛そう、 涙をふいて、微笑んで迎えるのだ
だますことしか知らない者を、 裏切っても、悔悟を知らない者を
おお主よ! 愛の痛みよ! 私のこの苦痛に目を留めてください
疼くこの胸に主のみ手を当ててください 底知れぬ苦悩に心臓が張り裂けそうだ
されど、 裏切った者らを愛したとき、 私は勝利を勝ち取った
もし、あなたも私のように愛するなら、 あなたに栄光の王冠を授けよう
(自叙伝64P)