【今週のみ言】歴史的な大革命期 天基3年天暦3月9日(陽暦4月29日)第14号


神様の下の一つの家族
貴賓の皆様、それでは、今日の人類が行くべき道はどこにありますか?今も世界の至るところで戦争と疾病、飢餓、そして自然災害によって無辜(むこ)の人命が、毎年数千万人ずつ犠牲になっています。宗教、政治、教育、文化、思想など、どの分野を見渡してみても、個人はもちろん、集団にまで極度の利己主義的我執の沼にはまり、徹底して門を閉じ、鍵を閉めています。流通のない不通の世界に転落してしまったのです。
結局、人類の諸般の問題は、私たち夫婦が天から受けて、一生の間、主唱して教育してきた“神様の下の一つの家族”思想、すなわち真の愛の教えによって解決せざるを得ません。この思想こそが、人類に平和と幸福の道を探し出してあげられる唯一の道なのです。
皆様、今日、私たちが生きているこの時代は、歴史的な大革命期です。歴史を変え、霊界と地上界を一つにして、神様が太初から願ってこられた理想天国を創建しなければならない大革命期です。これ以上、延期するとか延長する時間はありません。二〇一三年一月十三日を“起源節(紀元節)”として宣布しました。実体的天一国の始発であり、起源となる日が正に、その日なのです。一年も残っていません。
したがって、人類は今、天の命令に謙虚な姿勢で従順にならなければならない時です。平和の王であられる神様の実体として地上界で摂理を経綸している真の父母様の導きに従い、残った 三年間を全力投球、死生決断をしなければならない宿命的な時間が、今日の私たちの前に近づいてきたのです。霊界のすべての善霊たちも総動員され、皆様よりも一歩先に立って走っています。
韓民族の使命
皆様、億劫(おくこう)の時間と精誠を注ぎ、ご自身の子女として創造した人間が、堕落によってサタンの血統を受け、暗闇の中に隠れてしまったその瞬間から、神様が受けられたその苦痛がどれほど大きいか、ご存じですか?骨がきしみ、身が震える凄絶な苦痛の中で数千、数万年を耐え、待ってこられた皆様の父が、どれほど長く険難な蕩減のトンネルを経てこられたか、考えてみましたか?このようなかわいそうな父のために、一瞬でも涙を流してみたことがあるのかということです。
皆様、神様は、数千年間、韓民族を育て、準備させてきました。二千年前、ご自身の独り子イエス・キリストをこの地に送られ、彼を通して人類を再び救援しようとされた歴史を皆様もよくご存じでしょう。しかし、結果はあまりにも悲惨に終わってしまいました。イエス様をメシヤとして受け入れ、絶対信仰と絶対服従の道を行っていなければならなかったユダヤ教の指導者たちとイスラエル民族が、逆に彼を十字架の道に追いやってしまったではないですか。しかし、「成し遂げられた」という霊的救援の一言の言葉を残して忽然と逝かれたイエス様の再臨は、二千年間の準備を経て、ついにこの韓半島で実を結ぶようになったのです。
韓民族は、昔から神様を先祖の中の最高、最上の先祖として崇め敬って生きてきた天孫民族です。ただおひとりであられる万人の先祖、そのかたを「おひとりのおかた」、すなわち「ハナニム」と呼んで、主人(夜と昼の創造主)として侍って来たのであり、したがって、全ての数の根源も、「ハナ(=ひとつ)、トゥル(=ふたつ)」から始まったのです。このような「ハナニム」を原初の先祖として侍ってきた民族なので、韓民族の精神と伝統の中には、共生、共栄、共義の魂が生きています。五千年を超える歴史を守ってきながらも、他の国と民族を侵略したり、略奪したりしていない「弘益人間」の血脈が通っている選民です。さらには韓国の歴史の中には、人間の人生の根本徳目になる孝と忠と烈の魂が生きて呼吸しています。花のような乙女の年頃に自らの身を海に投げ出し、年老いた父の目が見えるように願った孝女・沈清の真の孝誠こそ、父母に侍って暮す韓国人たちの孝の基準です。夫との約束を天のように敬い、命を差し出すところまでいった春香の哀切な愛と志操は、すべての韓国女性たちの人生の見本となっています。自らを捨て、王と指導者たちの前でも白衣従軍で命をかけて国家と民族を救った李舜臣将軍の不撓不屈(ふとうふくつ)の忠誠こそ、韓民族の誇りであり、気概です。このような崇高な伝統は、偶然に歴史上に現れた単なる事件ではありません。天がこの民族を準備し、その伝統の上にメシヤを立てるための基台摂理だったのです。そうして、ついにこの韓半島の精気を受けて、人類の真の父母,万王の王が天から印を受けて顕現されるようになったのです。
人類の行く道
尊敬する貴賓の皆様、今、人類の行く道は明確になりました。天が真の父母様を通して明らかにしてくださった「D-デイ」を前にして、何を躊躇することがあるでしょうか?既に300日しか残っていません。皆様の忙しい壮途には、天の祝福が共にあるでしょう。
人類歴史の流れを摂理史的な目で見てみると、時代の変遷は大きく三段階に大別されます。一番目は「物情時代」、すなわち物本主義的物質優先時代です。そして二番目には、「人情時代」、すなわち人間の知識と感情を前に立てて世界を支配してきた人間中心主義時代です。
しかし、このような時代は過渡期的時代です。人間が堕落性を脱ぎ捨てて本然の姿を取り戻し、神様を父として侍り、一つの家族をなして暮らす時代に入っていくうえで、経ていくべき過程的な時代なのです。結婚祝福を通して内外両面で聖別された基台の上に絶対的な基準を立て、「ために生きる人生の道」を行くべき最後の段階の時代が「天情時代」です。すなわち、おひとりの神様の心情に回帰する天一国の時代を開いていく時が、今日の私たちが生きている、正にこの時代だということを肝に銘じてくださることを願いします。
実体的天一国時代が広がれば、この地に「霊連世協会」が中心軸の位置に立って万有を治めるようになるでしょう。霊界と肉界を連結して実質的な統一を完成し、天理と天道によって摂理を経論するようになるという意味です。この地で世俗的な次元の選挙をこれ以上見る必要はなくなり、交体祝福結婚を通して人類は一つの家族となり、太平聖代を享受しながら、平和と幸福を楽しむようになるでしょう。そのような日が、私達の目の前に迫っているということです。
その日を準備する一環として、私は去る二月十四日に「天暦」の出発を満天下に宣布しました。既存の陽暦と陰暦は、今カインとアペルの立場に立ち、新たに摂理を記録して明示する天暦を補助する役割をするようになるでしょう。
今から皆様は、真の父母様の教えを骨に刻みつけて実践する人生を生きなければなりません。選択の余地がありません。今から準備しなければ、間違いなく落伍者になるからです。七千メートルを超えるヒマラヤ山脈を往来し、越冬する鶴(アネハヅル)の勇気と気概を私たちも学ばなければはなりません。
               -天地人真の父母 定着実体み言宣布 天宙大会中-