【今週のみ言】 2014年を迎えるにあたって 天一国元年天暦11月27日(陽暦12月29日)第43号


「一体化」に関する御言

本来、人間の心と体は、神様の愛を中心として、完全な一つの統一体を成し遂げるようになっています。そして、このように神様の真の愛で心と体が一つになつた男性と女性が、神様の真の愛を中心として出会い、夫と妻として一つの家庭をつくるようになれば、この家庭は神様の真の愛を中心として一体を成し遂げることによって、真の自由と平和と幸福の根源地になるのです。(文鮮明先生御言選集』第234巻238頁、1992・8・22)

 

私たちは、体を中心として一つになるのではありません。体は心を中心として、心は天を中心として一つにならなければなりません。天と心と体が一致したその人には、平和と幸福と理想が定着するのです。(『同』第26巻236頁、1969・11・2)

 

平和の世界は、いかにして訪れるのでしょうか。心と体が一つになった立場を見いだすことができなければ、平和世界の根はありません。今日、人々は、平和世界が来れば統一の世界が来て、あるいはこの地上に地上天国が来るといいますが、その地上天国の基盤は、あくまでも心と体が一つになるところから始まります。心と体が一つにならなければならず、その次には家庭で夫婦が一つにならなければならず、その次には子女が一つにならなければなりません。(『同』第261巻118頁、1994・6・9)

 

 完全な統一は、完全な神様の愛によってなされます。(『同』第94巻263頁1977・10・1)

 

愛情に包まれ、神様と一体になったということを実感する世界、そのような世界に統一しようというのが創造理想なのです。この希望が、結局は愛を中心とした希望なので、その目的を達成するときも、愛の環境を離れては達成できません。人間が自分の生涯を通してそのようなことを実感し、体験できるようにすること、そこに神様と人間が一つになる目的があります。

 したがって、愛によってすべてのものが一つになるのです。愛によって人間と世界が一つになるというのです。これが神様の創造目的です。(『同』第35巻157頁、1970・10・13)

 

ただ愛のみがすべての障壁を超越します。私たちが真の愛の中で神様と一つになる時、神様の肉的、霊的な被造物に対する私たちの支配が可能です。徹底して他のために生きる時、私たちは初めて神様の本質に到達できます。そうすれば、神様の思いが人間の思いとなり、神様が感じられることが自然に人間に伝達されるのです。

 このように生きていく時、人間は神様の心情と愛を共鳴させる器になります。二つの音叉が共鳴するがごとくに、人間と神様は常に共に共鳴するようになるのです。(『同』第201巻204頁、1990・4・9)

 

妻は、夫と心が一つにならなければなりません。夫の心をそっくりそのまま導いていくことができる妻にならなければなりません。言い換えれば、自分の夫を祭物にしなければならないということです。そのためには、精誠を尽くして夫に報告しなければなりません。そして、夫と心が一つにならなければならないのです。(『同』第28巻329頁、1970・2・11)

 

 父と母が一つにならなければならず、父母と子女が一つにならなければならず、兄弟が一つになる、このような家庭でなければ、これからの中心的責任を果たせません。これが絶対的だということを知らなければなりません。

 それでは、なぜこのようにならなければならないのかというと、霊界と肉界が一つになる所では、個人同士では一つになれず、家庭を中心として一つになれるからです。家庭を中心として、親族と国が分立しましたが、今からは、反対に家庭を中心として、氏族なら氏族で体制をつくつていかなければなりません(『同』第302巻278頁、1999・6・26)

 

外的統一よりも内的心情統一が重要です。(『同』第60巻34頁、1972・8・1)

 

八人家族が一緒に暮らす時、八人家族が一つになろうとすれば、どのようにしなければならないでしょうか。祖父と祖母も全体のために生きなければなりません。「自分のために生きなさい」と言えば、八つに分かれます。

一つになる方法は、お互いがために生きることです。祖母は祖父のために生き、祖父は祖母のために生き、父は母のために生き、母は父のために生き、夫は妻のために生き、妻は夫のために生き、また兄弟同士でも、兄は弟のために生き、弟は兄のために生きるのです。一つになれる秘法は、このように簡単です。ために生きる関係を結べば、その家には平和が訪れるのです。(『同』第241巻301貢、1993・1・1)